4月。
新学年となり、初めての模試がありました。
ボクちゃんはZ会の到達度テストという模試だったので、自宅受験です。
模試を受けたら、受けっぱなしにせず、間違えた問題を解き直すことが大事です。
そこでさっそく「解き直しノート」を作ってみましたので、作り方をご紹介します。
解き直しノートの作り方 中学受験生
解き直しノートは「間違いノート」と呼ばれることもあります。
つまり、解き直しノートとは「間違えた箇所だけを1冊のノートにまとめたノート」のことです。
弱点克服のためにはうってつけのノート術です。
《1》間違えた問題をノートに集約
間違えた問題をピックアップし、ノートの表に問題、裏面に解答・解説を書きます。
《2》問題はノート1枚に1問
表には問題を書き、その下に余白をたっぷりとり、解いていていきます。
式や筆算もきちんと書き、答えを書きます。
最初は、書き方の練習も兼ねています。
(繰り返し解きたい良問は別のノートに解いてもいいでしょう。詳しくは後述します。)
《3》出典や問題番号、日付も記入しましょう
ノート1枚に1問とすることで、繰り返し解かなくてもいい問題は外して捨てられます。
捨てずにとっておいて、卒業時にノートタワーを作って記念写真を撮るという楽しみにしてもいいかもしれません。
うちは保管場所がないので捨てちゃってます。
解き直しノート作りのポイント
- 専用ノートを用意すること
普段使う自主学習用ノートとは分け、解き直し専用のノートを用意します。
- 必ず出典を載せること
後で振り返る時に参考になります。
解き直しノートの問題と解答・解説はコピーも可
長い文章題や図や表を使った問題、複雑な解説などは書き写すのが大変なので、間違った問題のところだけコピーして貼り付けるとラクです。
(コピーして貼り付ける方の方が多いです。)
※塾や学校によっては問題文をホームページからダウンロードできる場合もあるのでそれをプリントアウトすると、問題用紙の書き込みの計算式などを消す作業がなくなります。
※テキストやドリルのように直接書き込むタイプの問題集の場合、授業で子どもが取りかかる前にコピーやスキャンをとっておくといいです。
※スマホやタブレットで写真→PDF化→プリントアウト 又は タブレット内のフォルダにまとめる という方法もあります。
※冊子になっているものを裁断して一気にコピーをとるという、徹底したやり方も・・・。(スゴイ!)
解き直しノートのサイズは?
過去問や模試を中心にするとなると、問題用紙やコピーする用紙のサイズからA4がおすすめです。
尚、うちはまだ4年生ということと、学習ノートで余ったページを用紙として再利用するのでB5サイズにしました。
持ち運びがしやすい大きさというのもB5の良さです。
解き直しノート 国語はどうする?
国語の長文読解は復習(見直し)はしますが、解き直しノートには入れていません。
答えを覚えてしまっても意味がないからです。
漢字が苦手なので、漢字だけは何度も覚えるまでやり直しです。
そして一問一枚ではありません。
進級時に使い残した学習ノートをバラしてパンチで穴を開けて使っています。
学年が変わると指定のノートの文字数が変わるので未使用分をこうやって消費できてうれしいです。
学習ノートのばらしかた
無線綴じノートだと背表紙に糊付けされているだけなので、剥がしとれば簡単にバラバラになります。
しかし学習ノートは糸綴じタイプが多いですよね。
残り数ページだけのときはカッターで切り取るといいのですが、結構たくさんのページが残っている場合は解体する方が早いです。
糸綴じノートを解体してばらすには、真ん中の糸を何カ所か切ってから厚紙の表紙部分とノート部分をそれぞれ手で持って引きはがすようにすると綺麗に解体できます。
解体できたらパンチで穴をあけてリフィルが完成です。
解き直しノートはノートかルーズリーフか
解き直しノートを作る際、ノートにするかルーズリーフにするか迷いました。
どちらの方が使い勝手がいいのでしょうか。
ノートで解き直しノートを作るメリット
ノートの方が手軽です。
ノートで作るとだんだん冊数が増えていきます。
冊数が増えるとその分達成感が味わえるというメリットがあります。
「自分はこれだけ勉強をやったんだ!」ということも感じられるので自信もつき、モチベーションアップにも効果的です。
デメリットは、1回解き直したらOKのもの(ケアレスミスによる間違い)と苦手で何度か回したい問題がごっちゃになってしまうことです。
付箋を貼ったりすればどのページがまだ残ってるんだっけと探せますが、冊数が増えてくると煩雑になってきます。
うちも最初は使い切っていないノートの残ったページに解き直し問題を書いていました。
そしてノートを使い切ったら捨てていました。
最初に作った解き直しノート
↓
問題も単純だったので解答解説はつけず、そのまま解いて、解けたら終わりでした。
( ↑ だーっと書いていたので、字がとんでもなく雑です。お見苦しくてすみません。)
自宅学習の時間の最初にこのノートを取り出し、昨日間違えた問題を復習するために使っていました。
復習でも正解できなかった問題のページには付箋をつけて、再チャレンジです。
3年生だとそこまで解説が必要な問題もありませんので、ノートで十分です。
ルーズリーフで解き直しノートを作るメリット
ルーズリーフはカスタマイズが自由にできるというメリットがあります。
そしてそれがそのまま「カスタマイズするのが手間」というデメリットになります。
ただ、解き直しノートを作るのは時間的にも作業的にも小学生本人には無理です。
結局親が作るので、問題を整理して効率よく勉強をしてもらうほうが後々楽です。
また、自分の机でしか勉強しない中学生、高校生ならともかく、小学生だとリビングで勉強する子も多くいます。
うちもまさにリビング学習派でしたので、1冊のバインダーに全科目の解き直し問題を集約させたほうが便利だと思いました。
まずは好きなやり方で初めてみるといいと思います。
ルーズリーフバインダーは二穴タイプがおすすめ
二穴だとリフィルの入換えがカンタンなのでおすすめです。
そして、バインダーは手にしたくなる可愛いものを選ぶのも作戦のうちです。(ここは好みで)
そう思って選んだコクヨのバインダーが結構機能的で良かったのでおすすめポイントを紹介しますね。
まず、リング部分がまっすぐで不器用な小学生でもリフィルの入れ替えがしやすい点。
リングも軽く、開閉が力がいらずです。
そして指でプッシュするだけで表紙がロックされるので、スッキリした見た目になる点。
透明ポケットが付いていて、分類に役立つ付箋やシールを入れておける点。
限定柄以外にもシンプルなものもあります。サイズはA4とB5があります。
解き直しノートの使い方と活用方法
解き直しノートの基本の使い方
- 早く1周目を終わらせる
- 間違えた問題はできるまで解き直す
※その日のうちにノートに問題を写し、翌日には解き直す習慣をつける。
※理解し、正解するまで何度も解き直すというのが基本です。
解き直しノートの活用方法
6年生ぐらいになると問題には印をつけたり、なぜ間違ったかメモしておきます。
印にしてしまえば時間短縮です。
印はマーカーで色分けしてもいいですし、◯△✕やABCといった記号を使ってもいいです。
◯・・・ケアレスミス
△・・・単純ミス
✕・・・解けなかった問題
☆・・・良問
◯は解答欄の記入ミスや設問の指示に従っていない、などのうっかりミスです。
1周目で正解できればクリアです。OKと書いたり、問題を外して2週目はしません。
△は計算間違いや、わかっていたのに間違えた問題です。
ケアレスミスとの違いは、苦手であるかどうかなども判断の基準にします。
1周目で正解できれば記号を◯に書きかえます。
✕は空欄で出してしまった問題です。
答えを見ても解き方がわからない問題、習っていない範囲のものなどです。
テキストにもどって復習したり、先生に質問したりして理解してから再チャレンジしましょう。
理解できたら記号を△にします。
☆は良問だと思った問題につけます。
判断基準は試験直前にもう一度目を通しておきたいと思ったかです。
◯からOKになった問題の中から、残しておきたいものにこの印をつけることによって、自分だけの参考書を作ることができます。
解き直しノートのメリット
苦手なところを集中して復習できる
繰り返し解くことで知識が定着します。
間違いの癖を知ることができる
何度も同じようなケアレスミスを発見し、自覚できるようになります。
分析できる
弱点克服への近道になるとともに、今後の学習の戦略を立てることができます。
勝負ノートとしてお守りになる
試験直前に見直すことによって、苦手分野だけを短時間で復習、再確認できます。
繰り返し解いたノートを受験会場まで持って行くのも心強いお守りになります。
解き直しノートを作るのは手間がかかるのですが、繰り返し問題を解く時間にも限りがあります。
ノートを活用して効率よく、対策していきたいと思います。
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