体調管理に神経質になったお母さんが早く寝かせるようにしたため、家庭学習の時間のペースが乱れたボクちゃん。
Z会の答案提出を月末期限に間に合わせるために習い事を休んだというお話しの続きです。
前回のお話し
>>リビング学習と在宅ワークの弊害
わが家の習い事をする掟として「Z会の答案用紙の提出期限を守る」というものがあり、このままでは間に合いそうにないため、レッスンを休ませることにしました。
ちなみに間に合わなかったら習い事を辞めるという約束です。
そして今回は「習い事を休むときの連絡メールの書き方について」です。ラインでやりとりすることもあるのでラインの例文もあわせて紹介していきます。
習い事を休むときの連絡はメールでもいいの?
お休みをするときの連絡手段ですが、教室やスクールのルールを守ることが前提です。
ボクちゃんの習い事では、メールやラインを使って連絡することになっています。
先生は他の方のレッスン中だったりするので電話に出られないのです。
これが大きな水泳教室とかで事務所や受付けがある場合だと電話連絡が基本となります。
メールだと相手が読んでくれたのかどうかわからないですからね。
そして公民館等で開かれている教室の場合、不参加の連絡不要というルールのこともあります。
まずは入会したときに遅刻やお休みの連絡はどのようにすればよいのか確認しておくといいです。
ラインでお休みの連絡をするときのポイント
クラスのグループラインがある場合も、欠席などの個人的な連絡は先生に直接メッセージしています。
お休みの理由など他の保護者の方にまでお知らせする必要もないのかなと思うからです。
(そのグループが発表会の同じチームといった事情があるなら別です。)
ラインで欠席連絡の例文
中間テストや旅行などのように予定が前もってわかる場合は、わかった時点で(お会いしたときに)あらかじめ伝えておき、日が近づいてきたら改めてラインします。
習い事の欠席をメールで連絡するときの文例
メールで欠席を連絡するときの文例を紹介していきます。
件名は
- 【欠席連絡】〇〇〇〇体調不良により本日欠席致します
- △月△日お休みのご連絡です(〇〇〇〇)
- 【ご連絡】〇〇〇〇お休みいたします
等でいいと思います。
〇〇〇〇は子ども本人の名前です。フルネームで書きましょう。
本文例
〇〇〇〇の母です。
いつも〇〇が火曜日の×××クラスでお世話になっております。
体調不良のため、本日のレッスンをお休みさせていただきます。急な連絡で申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願い致します。
〇〇〇〇(母)
メールアドレス:xxxx@xxx.co.jp
携帯電話番号:000-000-0000」
(〇〇〇〇はお子さんのフルネーム、〇〇は名前のみ)
簡潔に「挨拶・理由・用件」を伝えれば大丈夫です。
そして最初に宛名(先生のお名前)を書き、名乗ります。どのクラス(初級クラスとか小学生クラスとかあれば)の誰なのかを伝えるようにしています。
本文で用件をお伝えし、最後に署名をします。署名があると先生から何か連絡が必要な時に役立ちます。
理由は言いたくないという方もいるでしょうが、ごくごく簡単でいいので伝えるほうが自然です。
理由が書いていないと受け取った先生は「一体何があったの?」と思ってしまいます。事件や事故ではないかとか(先週注意した時の言い方がきつかったかしら?)と余計な御心配をお掛けしないためにさらりと書きます。
欠席の理由をあまり言いたくないときの連絡メールの例文
それでも理由を言いたくない時もありますよね。
ウソの理由は良くありませんので、そういう時は詳しく書かなくても大丈夫です。
他にも「家庭の都合で」や「親戚での集まりがあるため」といった表現も一般的です。
勉強の遅れが理由の欠席連絡の例文
ボクちゃんの先生はボクちゃんののんびりした性格やこちらの家庭の事情もよくご存知なので「今月の勉強が遅れていて」というようなちょっとお恥ずかしい理由でも正直に伝えます。
ただ、これは習い事の先生によっては不真面目な印象を持たれるかもしれません。
お母さんは先生を信頼していて、今回は次のように伝えました。
その道のプロを目指しているという人にはおすすめできませんが、今後受験を理由に習い事を辞める可能性もあるわが家では、家庭のスタンスをなにげなく示しておくのもアリかと思っています。(先生わがまま言ってすみません。)
そして次のレッスンでお会いしたときには改めて失礼をお詫び申し上げるようにしています。(習い事も勉強も両方大事という気持ちをお伝えします。)
ケガや病気の場合の欠席連絡メールの例文
習い事の内容に関わるようなケガのときには具体的にお話ししたほうが、先生からケアの方法のアドバイスをもらえたり、良い病院を紹介してくれることもあります。
体調不良の時の欠席連絡 例文
発熱や咳などといった細かな症状は伝えなくてもいいのですが、今のご時世、体調不良だけですと状況によっては心配をかけてしまいます。その時は具体的にお伝えすることが良いと思います。
自己判断せず、医療機関にかかっていてその指示があった様子をお伝えするといいでしょう。
体調不良だけどあまり大げさにしたくない場合
集団生活が中心の子どもの場合、無理をして病気にさせないことも大事です。
テスト準備の睡眠不足やマラソン大会の練習が続いたりしていて単なる疲れとわかっている場合は正直に伝えていいと思います。
欠席理由が家族旅行の場合の例文
ラインのところでも書きましたが、二段階方式で連絡すると良いです。
家族旅行などの事前に予定がわかるものは旅行を決めた時点でひとまず連絡します。(レッスン時にお話しするのがいいでしょう。)
そしてその休みが近づいた時点で再度メールで伝えるようにします。
習い事の先生へのメール 失礼のないフレーズ
事例別のフレーズや言葉のニュアンスの違いを紹介していきます。
調整をお願いするときのフレーズ
まずは欠席の失礼をお詫びをしてからお願いするという流れです。
振り替えは当然の権利とばかりに「土曜日に振替えレッスンお願いいたします」と決めつけた言い方はNGです。
あくまで決めるのは先生となるように疑問文にします。(?マークは使わないこと)
お返事をお願いするときのフレーズ
「ご返事お願い致します」だと丁寧ではあるもののやや上から目線的になってしまうので次のように「頂ければ幸いです。」とします。
※「お返事」と「ご返事」どちらも正しい表現です。
「欠席いたします」と「欠席させていただきます」の違い
「欠席いたします」は謙譲語であり、すっきりとした言い方
「欠席させていただきます」は謙譲語で相手に許可を求める意味合いがあり、より丁寧な言い方
となります。
どちらを使っても間違いではないのですがちょっとしたニュアンスの違いがあるのです。
気象警報が出ているときや高熱が理由での場合は相手の許可どうこう関係なく休まざるをえないので「欠席いたします」でしょうし、こちらの用事であるならば許しを請う意味合いも含めて「欠席させていただきます」で申し訳なさを表すことができます。
また、単なる出欠確認のときには「欠席いたします」が正解です。
「お休みさせていただこうと思います」と「欠席させていただきます」の違い
まず「お休み」という言葉なのですが、これは自分の行為に対して尊敬語を使っているようで私は最初かなり違和感がありました。
ところが保護者の世界では普通なんですよね。むしろ「欠席」より「お休み」の方が多数派です。それは子どもの年齢が低いほど顕著です。
なんでだろうと調べてみると、どうやら、敬語は今5種類あるのだそうです。
私の学生のときは3種類で「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」でした。
今はこれに「丁重語」と「美化語」という種類が増えています。
そしてどうやら「お休み」というのは美化語で「お酒」や「ご飯」と同じカテゴリーに入るようです。
そう考えればおかしくありませんし、むしろ大人としては積極的に使う方がいいのかもと思われます。
そして「お休みさせていただこうと思います」が私の場合は今通っている習い事の雰囲気的にしっくりきます。
「欠席」というとちょっと責任があるような感じやビジネス的な印象があるからです。
習っているのは小学生の子どもですからね。先生とのコミュニケーションも割ととれているので礼儀をわきまえるのは当然であるものの距離感は近いのです。
となると、あとは連絡手段の違いで使い分けです。
ラインや電話だと話し言葉として「お休みさせていただこうと思います」ですし、メールですと文章の慣用句として「欠席させていただきます」がおさまりがいいと思います。
習い事をお休みするときにはそれぞれの教室の雰囲気に合わせて使っていただければと思います。
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